特別な一杯と絶景をー。青森を満喫する『ハイボール列車』で大人の鉄旅を体験!
お酒を楽しみながら車窓の風景を同時に味わおうというこのツアー。
伊東アナウンサーが取材しました。
★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「青森駅の1番ホームです。こちらがツアー専用列車。このツアーで楽しむことができるのが…、“特別なハイボール”なんですって。それでは、乾杯!…は気が早いですね。出発進行!!」
青い森鉄道の「ハイボール列車」。
青森駅から野辺地駅間を、2時間45分で往復します。
今回の運行は地元の自然や食、伝統文化をハイボール片手に地域の鉄道でつなぐ企画です。
★(プライベートで参加した)西 秀記 青森市長
「それでは皆さんと共に楽しみましょう!乾杯!」
この日は、県内外から82人が参加。
座席の間にはテーブルが設置され、ハイボールと一緒に地産地消がテーマの「おつまみ弁当」が楽しめます。
車内ではトークショーやクイズも。
★紀行作家 山内史子さん
「当時(ハイボールは)高嶺の花だったので ハイカラ好きの太宰にとっても憧れだったのかなと」
★斜陽館元館長 伊藤一弘さん
「実際飲んでいてボトル1本空けるぐらいの勢いで飲んでいたと それは言われています」
陸奥湾を眺めていると、ハイボール列車は折り返し地点の野辺地駅に到着。
★参加者
「忙しいですね」
★ロックフィッシュ店主 間口一就さん
「そんなことないですよ」
ここでふる舞われたのは全国的にも有名なバーテンダー間口一就さんのハイボールです!
愛媛県出身の間口さんは東京・銀座のバー「ロックフィッシュ」の店主で、ハイボールブームの火付け役と言われています。
10年ほど前に観光で青森を訪れて以来ファンになり年に30泊することも。
このツアーの目玉は、間口さんのハイボールが味わえることです。
★参加者
「美味しいです。レモンがしゅって、魔法みたいにしゅって。全然いつも飲んでいるものと違ってびっくりしました」
参加者の中にはこの方も。
★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「プライベートでいらしているってこと…」
★栗原心平さん
「完全なるプライベートですね!」
「間口さんと同じ作り方をしても、同じ味にまずならない。あれだけぱっぱぱっぱと作っていてもこう何かあるんでしょうね?やっぱり熟練の技というか」
「違いますよね。美味しい」
特別なハイボールに酔いしれていると、折り返しの出発時間に。
地元の保存会の皆さんが、沖揚音頭でにぎにぎしく見送ってくれました。
帰りの車窓からの景色は行きとはまた違う表情を見せてくれました。
★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「浅虫温泉駅の少し手前の一番のビュースポットで、ハイボール列車が停車しました。ご覧下さい!この夕焼けの茜色!その色と、ハイボールの色が重なりませんか?うん!最高の時間です。」
★参加者
「地元に住んでいたんですけど見たことなかったです。こういう車窓からの夕陽ってすごくきれいで」
「僕は間口さんのロックフィッシュが大好きだったんですけど、そことこの電車っていうのは良かったです。最高に良かったです」
「またぜひ参加します」
「最高でした!やっぱり宇宙一のハイボールだなって思いました」
「友達にも紹介したいし、自分も毎回来たいなと思いました」
終点の青森駅。「ハイボール列車」の旅が終わりました。
★ロックフィッシュ店主 間口一就さん
「もう皆さん飲む熱量が強すぎて」
「まさかこんなに盛り上がると思わなかったので、本当に青森に来て良かったなと思っています。」
「もしまたこういう話をいただければすぐ伺いたいと思います、もういつでも呼んでほしいと思います。」
風景や食など青森ならではの「地域の宝」を、普段青森では味わえない特別なハイボールとともに堪能する大人の鉄道旅。
参加者は、豊かなひとときに心満たされていました。