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シリーズ「こどものミライ」バレー・サッカー・バスケ トップチームが3つもある佐賀に「親子で移住を!」

2024年1月18日 18:21
シリーズ「こどものミライ」バレー・サッカー・バスケ トップチームが3つもある佐賀に「親子で移住を!」
人口減の佐賀県に「親子で移住を!」
シリーズ「こどものミライ」です。佐賀県で先週、小学生が1日で3種類のスポーツを体験するイベントが開かれました。単なるスポーツイベントではなく、そこには子どもと地域の未来を展望したある狙いがありました。

先週土曜日、バレーボールV1女子、久光スプリングスの練習拠点、佐賀県鳥栖市のサロンパスアリーナでバレーボール教室が開かれました。

■久保山尚コーチ
「きょうは一緒にバレーボールを楽しみましょう!」

■ロンドン五輪銅メダル 元 日本代表・新鍋理沙さん
「手のひらを重ねます。そのまま握ります。」

指導するのは、ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得した元・女子日本代表の新鍋理沙さんと、同じく元選手で、いまは久光スプリングスのコーチの久保山尚さんです。

小学生45人が教室に参加し、2人からトスのあげ方や、サーブの打ち方などバレーボールの基礎を学びました。

■小学生
「ありがとうございました!」

「夢の時間」は、およそ1時間で終了と思いきや、会場を出た参加者は、そのまま目の前にあるサッカーJ1サガン鳥栖の本拠地、駅前不動産スタジアムへ向かいました。

■元 サガン鳥栖・高橋義希さん
「きょうは楽しみましょう、よろしくお願いします。」

今度は、「ミスターサガン」と呼ばれるサガン鳥栖の元選手、高橋義希さんたちの指導によるサッカー教室がスタートしました。

これは、元トップ選手の指導を受けながら、1日に複数の競技を体験できる「トップリーグたいけん隊」というイベントです。佐賀県が主催しました。

佐賀県にはバレーの「久光スプリングス」サッカーの「サガン鳥栖」さらにバスケットボールの「佐賀バルーナーズ」と、国内のトップカテゴリーで戦うチームが3つもあります。

そのチームをめぐり、指導を体験することで、子どもたちが興味や目標を持つきっかけになればと企画されました。

元気に走り回る子どもたちの半数は、隣の福岡県内からの参加です。

福岡の子どもたちは、保護者とともに朝8時半ごろJR博多駅をバスで出発し、佐賀県鳥栖市までやってきました。お隣、福岡県内の親子を招待した狙いを聞きました。

■佐賀県こども未来課・谷川 智哉さん
「移住の検討材料の一つとして、福岡の人たちにもアピールしているのですが、今回まずは福岡の方々に佐賀に来てもらうきっかけとして、特別に来てもらっています。」

佐賀県の人口は過去20年で1割近く減少し、去年ついに80万人を切りました。

そこで、県外からの移住を呼び込もうと目を付けたのが、県内に3つもあるトップカテゴリーのスポーツチームです。スポーツを通じて、子どものいる家族にまず佐賀に関心を持ってもらい、そこから子育て環境をアピールすることで、移住につながればと考えています。

昼食時には、サッカー教室でコーチを務めた長野県出身の高橋義希さんが、“移住者代表”として、自身の体験を語りました。

■高橋義希さん
「佐賀に来た時に人の温かさに触 れて、来た瞬間からいろんな人に支えてもらって不安が一気に吹き飛びました。」

またクイズで佐賀をもっと知ってもらおうというコーナーもありました。

午後は佐賀市に移動し、バスケットボールB1、佐賀バルーナーズ下部組織のコーチ陣によるバスケットボール教室に参加しました。スポーツと佐賀の魅力をたっぷり味わう一日となりました。

■福岡市から(小6)
「いろんなスポーツを体験できて、もっとそのスポーツやりたいなと思ったし、佐賀の方々とも交流できてよかったです。」

■筑前町から (小2)
「教えてもらったから上手にできてうれしかった」♪3840母親「楽しいと思って今後何かやりた いということにつながればと思 います」

福岡市から子どもとともに参加した、佐賀県出身という女性もいました。

■女性
「自分がいた頃よりも十分充実しているというのは感じました。(帰りたいなという気持ちは)ちょっと、できたらあります。」

佐賀県は今後、スポーツ以外にも、歴史や自然環境をテーマとした子どものための体験イベントを計画し、その可能性を広げるきっかけを提供するとともに、移住・定住につなげたいとしています。

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