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地域特産物に国が“ブランド認定”始まる

2015年6月1日 13:19
地域特産物に国が“ブランド認定”始まる

 農林水産省は、地域特有の農産物や食品を国がブランドとして認定して保護する制度を1日からスタートさせ、早速、夕張メロンなど14の申請があった。

 この制度は、地域で生産された農産物や食品について、国が「お墨付き」を与えることでブランドを守ることを目指すもの。例えばヨーロッパでは、パルマハムやシャンパンなど、地域独自の製法で作られたものは他の地域で同じ名前を使うことができない。

 1日から始まったのはこの制度の「日本版」で、早速、北海道の夕張メロン、鹿児島の壺(つぼ)造り黒酢や愛媛県産のシルク、伊予生糸など14のブランドの登録が申請された。登録が認められれば国がブランド名を守ることになり、不正使用については罰金が科せられる場合もあるという。

 農水省では、この制度を地域ブランドの切り札としたい考えで、今後“ブランド品”の輸出拡大にもつなげたいとしている。