向こう3か月のコメ価格「今より安くなる」見通す関係者が大幅増
価格の高止まりが続くコメについて、向こう3か月の価格が「今より安くなる」と見通す関係者が大幅に増えたことが明らかになりました。
「米穀安定供給確保支援機構」は全国180の生産者や卸売業者などを対象に、毎月、コメの価格の見通しなどを調査しています。
向こう3か月の価格の見通しについて、100に近づくほど価格が「高くなる」という見方が強いことを示す指数で、1月時点では77だったものが2月の調査では54と大幅に下がったことがわかりました。
農水省が先月決定した備蓄米放出の動きを受け、今後、コメの価格が安くなると見通す関係者が、増えたためとみられます。
一方、一部でコメを買い急ぐ動きが見られることについて、江藤農水相は、次のように呼びかけました。
江藤農水相
「昨年の生産量を今の民間在庫量を合わせればですね、そんな買い急がなければいけないという状況ではないということはですね、あらゆる機会をつかまえて、消費者の皆様方にお伝えしなければならない」「ぜひあのですね、そう不安にならないでいただきたい」
また江藤農水相は、備蓄米の追加放出については、検討しているものの時期や量は今後の価格の変動を見ながら考えるとしています。