家庭向け地震保険 平均19%値上げへ
政府と損害保険各社は、来年から地震保険の保険料を平均19%値上げする方針を固めた。
値上げの方針を固めたのは家庭向けの地震保険の保険料で、全国平均で段階的に今より19%値上げすることになる。地震保険の保険料率のあり方について、政府の有識者会議は24日、南海トラフ地震や首都直下地震など、今後の巨大地震の発生リスクなどを検討した結果、値上げの必要があるとの意見をとりまとめた。これにより、金融庁の審査などを経て2017年の1月から地震保険料の値上げが実施される見通し。
地震保険料は去年7月にも全国平均で15.5%値上げされている。損害保険各社などは値上げにあわせて損害の認定区分も被害状況に応じて今よりきめ細かくする方針。