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農水相、TPP大筋合意で国内対策急ぐ考え

2015年10月9日 21:12
農水相、TPP大筋合意で国内対策急ぐ考え

 第3次安倍改造内閣で入閣した森山裕農林水産相が9日、テレビ各社へのインタビューに応じ、TPP(=環太平洋経済連携協定)の大筋合意を受けて国内対策を急ぐ考えを強調した。

 森山農水相は、TPPについて、「政策を作り、その政策を実行するために予算がどうなるかということですから、できるだけ急いで計画を作ることが大事なこと。全体的なことは政府のTPP対策本部で決定をいただくことになるので、そちらとしっかり連携していく」と述べた。

 森山農水相はまた、日本の農業をどう変えたいかと問われると、「日本の農林水産物は、世界で一番、安心安全なものだと評価をいただいている。そこに日本は強みを持っているわけだから、そこを生かしながら、今から“攻めの農業”を頑張っていくことが大事」と述べた。

 農林水産の政策通として知られる森山農水相だが、省庁のトップとして、今後はその手腕が問われることになる。