日銀地域経済報告 東北の景気判断引き下げ
日本銀行は7日、全国各地の景気情勢について報告する「全国支店長会議」を開いた。9つの地域のうち、東北の景気の判断を引き下げた。
日本銀行は、支店長会議で公表した4月の「地域経済報告」いわゆる「さくらレポート」で、全国9つの地域のうち、東北1地域の景気の判断を下向きに修正した。新興国経済の減速に伴う影響から生産面で、「弱含んだ状態が続いている」としている。
残り8つの地域については判断を据え置いた。項目別では、「設備投資」について、北海道の判断を下向きに修正した。
日銀は、企業の設備投資について今後も緩やかな増加基調が続くとみている。しかし、世界経済の先行きが不透明感を増す中で、一部の企業では設備投資に対して慎重な動きもみられることから、日銀は、今後も注視していく考え。