経産省前の無許可“脱原発テント”強制撤去
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東京・霞が関の経済産業省前に無許可で設置されていた、脱原発を訴えるテントが21日早朝、強制撤去された。
撤去されたのは、東日本大震災が起きた2011年に脱原発を訴える団体が経産省前の国有地に作ったテント。東京地裁の執行官の立ち会いのもと、1時間半ほどで運び出された。当時、中には5人がいたが大きな混乱はなかった。
テントの撤去をめぐっては、最高裁で土地の明け渡しのほか、土地使用料の支払いを命じた判決が確定していた。その後、フェンスで囲われた跡地に市民団体が抗議のために詰めかけ、経産省の職員らと押し問答をする一幕もあった。