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海外事業強化へ 武田薬品が新拠点オープン

2018年7月2日 17:16
海外事業強化へ 武田薬品が新拠点オープン

今年、日本企業として過去最高額となるおよそ7兆円で海外企業の買収を合意した武田薬品が、東京・日本橋に海外事業などを中心とした新たな拠点をオープンさせた。

武田薬品がオープンさせたグローバル本社は、ユニクロのロゴなどを手がけたデザイナーの佐藤可士和氏が内装などを担当し、ロビーやエントランスに日本の木材を使用するなど和を意識した建物。

国内で薬の市場が縮小しつつある中、武田薬品は今年5月に日本企業として過去最高額となるおよそ7兆円でヨーロッパの企業を買収することで合意するなど、海外事業を強化する方針で、本社はその拠点となる。

そのため、オフィスには、海外で働く社員が使えるように共有スペースを広くとり、テレビ会議ができる部屋も充実させたという。

武田薬品は今後、国際競争力を高める一方、先月開かれた株主総会では、巨額の買収による借り入れで財務状況を懸念する声もあがっており、グローバル企業として成長できるのか、注目されている。