スルガ銀・不正融資“パワハラ横行”追及へ
スルガ銀行の不正融資について、第三者委員会は7日、日常的なパワハラで不正が横行していたにもかかわらず経営陣が食い止められなかった責任を厳しく追及する見通し。
関係者によると第三者委員会の調査で、スルガ銀行では毎年、前年を上回る実現不可能な融資総額の目標が掲げられ、営業担当の執行役員が頻繁に非公式の支店長会議を招集していたという。その場で、成績の悪い支店長には名誉を傷つける暴言を吐くなど、日常的にパワハラが行われていたという。
また、支店でも怒鳴る、蹴る、物を投げつける行為が行われ、こうしたプレッシャーから多くの行員が不正融資に走ったとしている。
さらに、融資可能か審査する部門より営業部門が優位に立ち、審査機能が働いていなかった。
第三者委員会は7日に会見し、こうした不正の横行を許した経営陣の責任を厳しく指摘する。