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三菱UFJ銀行 被害総額は約14億円、うち7億円相当をすでに補償と明らかに

2025年1月16日 20:11
三菱UFJ銀行 被害総額は約14億円、うち7億円相当をすでに補償と明らかに

三菱UFJ銀行の元行員が貸金庫から顧客の金塊を盗んだ疑いで逮捕された事件をうけ、三菱UFJ銀行は、半沢淳一頭取ら経営陣の報酬を減額する処分を発表しました。

三菱UFJ銀行によりますと、半沢頭取の月額報酬の30%を3か月間減額するほか、堀直樹会長と担当役員3人についても、月額報酬の20%から30%を3か月間、減額する処分としました。半沢氏は頭取を続投します。

一方、被害に遭った顧客は今月10日時点でおよそ70人、被害総額はおよそ14億円にのぼり、このうち7億円相当の補償をすでに行ったと明らかにしました。

また、発生原因の一つとして、窃盗が行われた店舗の貸金庫の防犯カメラは出入り口にしかなく、室内は「死角」になっていたことがわかりました。全国に300以上ある貸金庫も大半が同様で、今後、防犯カメラを増設するとしています。

三菱UFJ銀行はこうした再発防止策などについて16日、金融庁に報告を行ったということです。

最終更新日:2025年1月16日 20:11