フジ・メディア・ホールディングスの金光社長は、取締役会後の会見で、日枝久取締役相談役が、フジサンケイグループの代表についても辞任を表明したことを明かしました。

日枝氏はフジテレビとフジ・メディア・ホールディングス、両方の取締役相談役を退任することが27日の取締役会で決定されています。

40年以上にわたって取締役を務め、グループのトップとして圧倒的な存在感を持ち続けてきた日枝氏ですが、金光社長は記者からの「退任後も影響力を持つのではないか」という質問に対して、「もし、そういう懸念があるなら、こういう形で人事はできなかった」「今回の（取締役の）人事をつくるにあたって影響は受けていない」と話し、それが日枝氏からの影響が残らない証となるとの考えを示しました。

また、フジテレビの清水社長も「今回の人事も（日枝氏の）影響力が全くない陣容を発表できたと思う。みなさま、ご覧になって、そう判断いただけるんじゃないかと思う」と話しました。