×

【速報】フジ 日枝取締役相談役が退任へ 清水社長は親会社の社長を兼務 取締役会で決定

2025年3月27日 8:06
【速報】フジ 日枝取締役相談役が退任へ 清水社長は親会社の社長を兼務 取締役会で決定
フジ・メディア・HD 日枝久取締役相談役

フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスは、27日の取締役会で、日枝久・取締役相談役がフジテレビと親会社、双方の取締役を、退任することを決めました。

日枝氏の取締役在任期間は40年を超える異例の長さになっていて、一連の問題をうけてフジテレビが経営陣の刷新や若返りを迫られる中、その去就が焦点となっていました。

また親会社のフジ・メディア・ホールディングスの金光修社長が代表権のない会長になり、フジテレビの清水賢治社長が親会社の社長を兼務することも決まりました。フジテレビと親会社は、中居正広氏と女性の問題を受けた対応で、信頼を失墜する状況となり、今回、経営体制を刷新したものです。

フジテレビ清水社長は27日朝、取材に対し、取締役会について、人数削減や、多様性、外部の目が入ることが、必要だと話していました。

具体的な変更は下記。(去年6月時点との比較)

【人数削減】
・親会社:17人から11人に
・フジテレビ:22人から10人に

【取締役会の女性比率】
・親会社:36.4%に
・フジテレビ:30.0%に

【平均年齢】
・親会社:71.2歳→61.6歳
・フジテレビ:67.3歳→59.5歳

また、「外部の目を入れる」という点では、フジテレビについては、清水社長以外の社内出身の取締役と監査役全員が、6月の株主総会終了時までに退任します。一方で、フジテレビ、親会社とも新たな社外取締役を迎え、取締役会に占める社外取締役は過半数となります。

「多様な人材」を目指すとした人選では、インターネット、投資事業、AI、国際的な会計実務、人的資本経営の経験や知見を持つ人材から社外取締役を起用したとしています。

最終更新日:2025年3月27日 8:06
    おすすめ