“空中配送ロボット”の実験公開 住宅地での実験は世界初
物流業界で人手不足が深刻化するなか、大規模団地の敷地内にワイヤを張り、ロボットがロープウエーのように空中を伝って荷物を運搬する実験が公開されました。
記者
「配送ロボットがワイヤを伝って走行してきます」
こちらはパナソニックが開発した“空中配送ロボット”です。
実験では、まず客がアプリで商品を注文すると、団地の外にある店舗で従業員が商品をピックアップし、店舗近くに設置されたロッカーに入れます。
商品はロボットによってロッカーから取り出され、団地敷地内に張られたワイヤおよそ400メートルをロープウエーのように空中を伝って、団地の中心に設置された受取ボックスまで運ばれます。
客は二次元コードをかざして解錠し、商品を受け取ります。
パナソニックは、住宅地でワイヤを伝って荷物を運ぶ空中配送ロボットの実験は世界初で、「将来的には、早朝や深夜でも、食品などを早く配送したいときに活用してもらいたい」としています。