仙北市角館町などで県産の農産物を活用した高級菓子を販売する「くら吉」が東京都内に新たな店舗を設けました。都内で4か所目となり秋田の農産物に付加価値をつけて発信する拠点がまたひとつ増えました。

「くら吉」が新たな店舗をオープンしたのは東京・世田谷の二子玉川エリアにある玉川髙島屋ショッピングセンターです。量は多くなくても品質の高い秋田の農産物を使った高級菓子を販売し、これまで東京の銀座や池袋などの百貨店に出店してきた「くら吉」。今回高級住宅地にも近いエリアに都内4か所目の店舗を設けました。

くら吉を展開する秋田市の「ゆう幸」は、鹿角市の北限の桃や、上小阿仁村の食用ホオズキなどを使って高級菓子を開発しています。秋田の食の知名度や価値を首都圏でも高め地域の活性化に繋げようと取り組んでいます。

新たな店舗は都内のくら吉の中で売り場面積が最大で、扱う商品の数も最も多いといいます。年間1400万人以上が利用するショッピングセンターの一角が、秋田の食の新たな発信拠点となりました。