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大規模停電「周波数低下リレー」が作動か

2022年3月17日 1:21

東京電力では、大規模停電の原因は供給力が大きく減ったために需要を緊急で遮断する仕組み「周波数低下リレー」が作動したものとみて調べています。

電気を供給する際には、周波数を一定に保つことが重要ですが、需要と供給のバランスがとれなくなり、周波数を一定に保てなくなると、広範囲に大停電が起きてしまう可能性があります。

そこで、電力会社は需要にあわせて発電量を調整していますが、電気の供給力が大きく減ると、周波数が大幅に低下してしまうため、需要を緊急に遮断する仕組みとして「周波数低下リレー」が作動します。

この仕組みが作動すると、電気を送る送配電のシステムから需要が切り離され、供給力とのバランスをとって大停電を回避します。

つまり、周波数低下リレーは広範囲に大規模な停電が起こることを防ぎ、停電の範囲を最小限に抑えるために作動する「ブレーキ」のようなものと言えます。

出典:経産省資源エネルギー庁HPより
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