冬の訪れとともに、クリスマスムードが高まっています。おもちゃ売り場では親子連れの姿が見られ、街では「サンタタクシー」の運行も始まりました。

■6人の運転手
「メリークリスマス。」

北九州市小倉北区の八坂神社には、サンタにふんしたタクシードライバーの姿がありました。4日に運行が始まった「サンタタクシー」の安全を祈願するためです。

「サンタタクシー」は、小倉中心部の紫川周辺でクリスマスマーケットが開かれているのに合わせ、第一交通産業が運行します。車体はクリスマス仕様にラッピングされています。

■運転手
「メリークリスマス。」

利用客には数量限定で、エコバッグやボールペンなどのクリスマスプレゼントが用意されています。

「サンタタクシー」は北九州エリアを走る第一交通産業のタクシー600台のうち6台限定で、12月25日まで運行されています。

■北九州地区第一交通グループ・池田正則 代表取締役
「（サンタタクシーは）パーセンテージで言うと少ないので、乗ってもらえたらラッキーだと思います。幸せを運ぶタクシーとして、しっかり営業していきます。」

■永石莉里子記者
「クリスマスムードが高まる中、売り場にはプレゼントにぴったりのおもちゃが並んでいます。」

およそ1500種類のおもちゃが並ぶ福岡市西区のイオンモール福岡伊都店には、サンタさんにお願いするクリスマスプレゼントを決めようという親子連れの姿が見られました。

■親子
「決めようと言って、きょう来ました。」
「（何がほしい？）プリンセス。」
「何が好きかを見ながら決めて、サンタさんにお願いしないと。」

ことしのおもちゃのトレンドの一つは「リバイバル」で、親世代が育った昭和や平成に人気だったおもちゃが進化して登場しています。

1990年に発売されたコマ同士をぶつけて戦う「ベイブレード」は、高速化して、より白熱した対戦を楽しめるようになっています。

さらに、ペットのかわいらしさを再現したおもちゃも人気です。

■永石記者
「ふわふわの毛並みが気持ちいいこちらの猫は、なでると目をパチパチして反応します。」

しっぽを振る仕草など、豊かな感情表現が特徴です。

■イオンモール福岡伊都店 衣料販売課・貴田博之 課長
「物価高があるかもしれないけれど、イベント関係ではお客様の単価が下がることなく、平均して6000円ぐらい。」

おもちゃ売り場のクリスマス商戦のピークは20日から23日とみられていて、イオン九州では25日まで、商品の数を通常の2倍ほど用意しているということです。