巨人軍で活躍…ロシア出身・スタルヒン投手のドキュメンタリー映画上映 モスクワ国際映画祭
先週開幕したモスクワ国際映画祭で、日本のプロ野球黎明(れいめい)期に東京巨人軍などで活躍した、ロシア出身のスタルヒン投手のドキュメンタリー映画が上映されました。
「青い目の日本人―ヴィクトル・スタルヒン伝説―」。
スタルヒン氏はロシア革命に巻き込まれ、幼少期に家族とともに日本に亡命したロシア人で、戦前・戦後と日本のプロ野球黎明期に投手として大活躍しました。
映画は、日本とアメリカに住む2人の娘が、一時はスパイ容疑もかけられた父・スタルヒンの栄光と苦悩をたどる内容で、製作したウクライナ出身のゲオルギエフ監督は、現在の国際情勢に重ね合わせ、作品の意義を次のように強調しました。
ゲオルギエフ監督「これは反戦映画だ。日本人もロシア人もアメリカ人も(映画から歴史を)学んでほしい」
作品の一般公開は29日からで、来月2日に審査結果が発表されます。