ハンガリー総選挙“ロシア寄り”与党連合圧勝する見通し
ハンガリーの総選挙で、ロシア寄りとみられているオルバン首相が率いる与党連合が圧勝する見通しとなりました。
AFP通信などによりますと、オルバン首相率いる与党連合は、今回、改選される199議席のうち、135議席を獲得する見通しだということです。
改選前と同じく議会の3分の2以上を獲得するとみられ、オルバン首相は、勝利宣言しました。
ハンガリーはNATO(=北大西洋条約機構)の加盟国ですが、プーチン大統領と親しいとされるオルバン首相は、ウクライナに運ばれる武器が自国を通るのを拒否し、戦争に深く関与しない姿勢を示していました。
一方、野党は異例の6党連合を組み、オルバン首相とプーチン大統領の親密な関係を批判し、EU(=ヨーロッパ連合)との関係改善を訴えましたが、政権交代は実現しませんでした。
オルバン首相は、4期目が確実となっていて、今後、ロシアへの追加制裁などをめぐり、EUの足並みが乱れる可能性も指摘されています。