日本語を学ぶ学生たちが落語と講談に挑戦 英・ケンブリッジ大学
イギリス・ケンブリッジ大学で日本の伝統芸能を学ぶワークショップが行われ、日本語を学ぶ学生たちが落語と講談に挑戦しました。
1日、イギリスのケンブリッジ大学で落語家の立川志の春さんが披露したのは、古典落語の演目「初天神」です。
落語家・立川志の春さん「おとっつぁん、あめ玉1つ、1つあめ玉…夢に出てくるよ、おまえは」(笑い声)
この後、日本語を学ぶ学生たちもその場で手ほどきを受け、落語に挑戦しました。
学生「お願いします団子買ってください。お願いします団子買ってください。お願いします、誰か団子買ってください!」(拍手)
続いて披露されたのは講談です。
講談師・神田陽子さん「『新三郎さま~!』許してくれ~!俺はまだ死にたくない、勘弁してくれ、うわ~Die(死ぬ)」(拍手)
学生たちも「張扇」を使って拍子を取りながら、「一休さん」の演目に挑戦しました。
学生「和尚さんは『なるほど。一休は頭が良いわい。はっはっはっは~』と笑いました」「高座はすごく緊張したけど、楽しかった」
学生「落語家ってすごいなと思っていました。すごくユーモラスに演じますね。(笑いの)技術は人生のいろいろなところで生きると思います」
企画した教授は、伝統芸能を学ぶことの意義を強調しました。
ケンブリッジ大学 ラウラ・モレッティ教授「私たちは皆、同じ感情を共有し、それを文学や芸能で表現します。こうした人間性が異文化との溝を埋めてくれると思います」