英BBCの理事長「不注意だった」辞意を表明
イギリスの公共放送BBCのリチャード・シャープ理事長が28日、辞意を表明しました。理事長の任命直前に理事長の決定権を持っていた当時のジョンソン首相に融資を仲介した疑いがもたれていて、「不注意だった」とテレビで謝罪しました。
28日に公表された調査報告書によりますと、BBCのシャープ理事長は、理事長の決定権を持っていたボリス・ジョンソン元首相に借金の保証人を手配していたということです。
シャープ氏は、理事長職に応募する前にジョンソン元首相に応募の意思を伝えていたということで、こうした事実を公表していなかったことが問題視されていました。
シャープ氏は「不注意だった」とテレビで謝罪し、辞意を表明しました。シャープ氏は、後任が決まる6月まで理事長の職にとどまるということです。