最後のシャトル打ち上げ、来年2月に延期
NASA(=アメリカ航空宇宙局)は1日、今年11月に予定されていた最後のスペースシャトルの打ち上げを、来年2月に延期すると発表した。
NASAは、年内に予定されていた残る2回のシャトルの打ち上げ時期について見直し、それぞれ延期することを決めた。シャトルに搭載し、国際宇宙ステーションに運ぶ貨物の準備が遅れているため。
これにより、今年9月に予定されていた「ディスカバリー」の打ち上げは11月に、最後のフライトとなる「エンデバー」の打ち上げは11月から来年2月に延期となった。
アメリカでは、新たな宇宙開発計画が具体化されない中、シャトルの引退で関連業者などを含めると数万人が職を失う可能性があるという指摘も出ている。