ノーベル化学賞 鈴木章、根岸英一両氏受賞
スウェーデンの王立科学アカデミーは6日、今年のノーベル化学賞を北海道大学の鈴木章名誉教授(80)と米・パデュー大学の根岸英一特別教授(75)に授与すると発表した。日本のノーベル化学賞受賞は08年の下村脩さん以来。
鈴木さんは有機化学者で、有機ホウ素化合物を用いた有機合成反応の研究に携わり、03年に日本学士院賞を受賞している。根岸さんも有機化学者で、パラジウム、ジルコニウムなどの金属を効率的に利用した有機合成反応をいくつも開発している。
2人はアメリカ人のリチャード・ヘック氏と共に受賞。これで日本のノーベル賞受賞者は18人となった。