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ハンガリー汚染物質流出 警察の捜査始まる

2010年10月7日 13:47

 ハンガリーでアルミニウム製造工場の工業用廃液をためるダムが決壊し、汚染物質が流れ出て周辺の村が真っ赤に染まった事故で、警察が捜査に乗り出した。

 人体に有害な赤い廃液に覆われたハンガリー西部の町では、毒を洗い流し、中和する作業が急ピッチで進められている。これまでに4人が死亡、120人がケガをし、3人が行方不明になっている。また、多くの住民がヤケドや目の痛みを訴えている。警察は、アルミニウム製造工場に過失があったとみて捜査を始めた。

 ドナウ川への泥の流入を恐れるEU(=欧州連合)は、ハンガリー政府に対策を求めている。