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米雇用統計 非農業部門の就業者数が大幅増

2010年11月6日 2:34

 アメリカの10月の雇用統計が5日、発表された。失業率は高い水準が続いているものの、景気の動向を敏感に映し出す非農業部門の就業者数が大幅に増加した。

 10月の雇用統計では、農業部門以外の就業者が前月と比べ15万1000人増え、5か月ぶりの増加となった。これは市場の予想を大きく上回るもので、サービス業を中心に民間の雇用が増えたことが要因とみられている。ただ、失業率は9.6%と依然として高い水準が続いている。

 高い失業率への不満から中間選挙で大敗したオバマ大統領は、今後、共和党と協力し、雇用対策に取り組む姿勢を強調した。