ロシア側当局者 ウクライナ側の攻撃そなえ、住民およそ7万人の避難発表
ロシアが占領するウクライナ南部ザポリージャ州の当局者は、ウクライナ側の攻撃にそなえ、住民およそ7万人を避難させると発表しました。
ザポリージャ州でロシア側の占領当局代表を務めるバリツキー氏は5日、ウクライナ側からの砲撃が激化しているとして、前線に近い地域の住民を州内の別の地域に避難させると発表しました。
対象地域にはザポリージャ原発があるエネルホダルも含まれていて、ロシア国営メディアはおよそ7万人が避難すると伝えています。
これについてアメリカの政策研究機関「戦争研究所」は、「強制移住」だとしているほか、ロシア側がウクライナ軍の反転攻勢に備えて防衛ラインを後退させようとしていると分析しています。
また、ザポリージャ州メリトポリのウクライナ側の市長は5日、ロシアが子供たちをキャンプを名目にして連れ去るおそれがあるとして。キャンプには参加しないよう呼びかけています。