シリアで6日、崩壊した旧アサド政権の支持者とみられる武装集団が暫定政権側と衝突し、これまでにおよそ140人が死亡しました。

シリア人権監視団などによりますと、シリア北西部で6日、去年12月に崩壊した旧アサド政権の支持者とみられる武装集団と暫定政権の治安部隊が衝突し、市民7人を含めた140人以上が死亡したということです。

シリア人権監視団は「アサド政権が崩壊して以降、暫定政権に対する最も暴力的な攻撃」だとしています。

シリアでは去年12月にアサド政権が崩壊して以降、暫定政権が治安の維持に努めていますが、イスラム教のスンニ派やシーア派、キリスト教徒など様々な宗派や民族がまざり合っているため、国内の安定が実現できるか、依然として不透明な情勢です。