クリミア半島で貨物列車が脱線、鉄道会社「第三者による妨害行為」 爆発物設置との報道も
ロシアが一方的に併合し、ウクライナが奪還を表明しているクリミア半島で18日、貨物列車が脱線しました。鉄道会社は「第三者による妨害行為だ」としています。
国営放送「ロシア24」が伝えた情報によりますと、クリミア半島中央部の都市、シンフェロポリの近くで18日朝、麦を積んだ貨物列車8両が脱線したということです。クリミア鉄道は、何者かによる妨害行為だとしています。
また、親ロシア派の地元トップは会見で、死傷者はなく、連邦保安局などが調査していると明らかにしました。
一部の独立系メディアは「線路に爆発物が設置されていた」とも報じていますが、詳しいことはわかっていません。線路に仕掛けられた爆発物による貨物列車の脱線は今月はじめ、ウクライナと国境を接するブリャンスク州で、2日連続で発生しています。
クリミア半島は2014年にロシアが一方的に併合し、ウクライナが奪還を表明しています。