株価急落 口座を確認すると… “トランプ関税”世界中で抗議
“トランプ関税”の影響により日経平均株価は一時、およそ1年半ぶりに3万1000円台を割り込み、終値の下げ幅は過去3番目の大きさとなりました。一方、世界やアメリカ国内ではトランプ政権に対する最大規模の抗議デモが行われました。
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口座を確認すると、その影響を肌で感じます。
投資歴5年(30代)
「(利益は)半分以下になっています」
先週は30万円ほどあったという利益が、7日は8万4000円になっていました。
投資歴5年(30代)
「覚悟はしています」
NISAなどを始めてまだ1年ほどだという男性。
投資歴約1年(20代)
「(マイナス)4万円くらい」
一緒にいた投資歴20年ほどの仕事仲間は…
投資歴約20年(40代)
「車だと1台分は減ってるとは思いますけどね」
――国産?
投資歴約20年(40代)
「国産にしておきます。(損失額)耳打ちしましょうか」
投資歴約1年(20代)
「え! マジっすか!? 僕と全然違うなって、規模が」
投資歴3~4年会社員(30代)
「(損失は)300万円ちょっと。年中は見ていない。配当が入ってきた時だけ見る。けさニュースでやっていたから、あれ? まずいのかな? と思って見て、本当にまずいわ!」
世界経済を揺るがしている“トランプ関税”。
日本では7日、下げ幅が630円でスタートしました。すると、ものの3分で1200円以上下げました。トランプ関税のリスクを避けようと、売り注文がどんどん膨らみ、およそ20分後には2900円以上の下げ幅となりました。結果、終値の下げ幅は2644円。これは過去3番目の大きさです。
投資歴15年 会社員(70代)
「様子を見てどうするかですね。ここで売ってしまうと損するから我慢ですよね」
“トランプショック”。ただ、本人に言わせれば…
トランプ大統領
「(株価を)下げたいわけではない。何かを治すには薬が必要な時もある」
関税は薬、だそうです。治したい病は…
トランプ大統領
「私は中国やEUといった国々との間にある貿易赤字の問題を解決したい。すでに関税のおかげで、7兆ドルがアメリカに投資されると約束されている」