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首相襲撃から1か月、男は黙秘続ける…殺人未遂での立件検討 “時速140キロ”で筒ふき飛ぶ

2023年5月15日 17:21
首相襲撃から1か月、男は黙秘続ける…殺人未遂での立件検討 “時速140キロ”で筒ふき飛ぶ

和歌山市で、岸田首相の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件から15日で1か月です。逮捕された男は、依然、黙秘を続けていて、警察は、殺人未遂容疑での立件が可能か慎重に捜査を進めています。

先月15日、演説を始めようとした岸田首相に爆発物が投げ込まれ、木村隆二容疑者が現行犯逮捕されました。木村容疑者は、無許可で火薬を製造した疑いで再逮捕されましたが、これまで黙秘を続けています。

警察は、爆発物を投げ込み、岸田首相や聴衆を殺害しようとした殺人未遂容疑でも立件を検討し、爆発物の殺傷能力の有無が焦点となっています。

爆発物の本体とみられる筒は、爆発により聴衆の方へ40メートルほど飛んでいったことがわかっていますが、映像を解析した専門家によりますと、地面から1.8メートル程の高さを通り、時速140キロほどでふき飛んでいったとみられるということです。

警察も爆発物の鑑定を行うなど、慎重に捜査を進めています。