三島由紀夫 63年ノーベル賞の最終6人に
1963年のノーベル文学賞の選考過程が公開され、日本の作家、三島由紀夫が6人の候補の中に残っていたことが明らかになった。
ノーベル財団のホームページによると、1963年のノーベル文学賞には80人が候補として推薦され、日本人作家も4人がノミネートされた。候補は6人に絞り込まれ、「潮騒」や「金閣寺」で知られる三島由紀夫が選ばれた。
三島はこの年、初めてノーベル賞候補にノミネートされたということだが、最終候補の3人には残らず、結果的にはギリシャの詩人、イオルゴス・セフェリスが受賞した。
ノーベル賞の選考過程は50年間は明らかにしないことになっていて、その期間が過ぎたことから公表されたもの。