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WHO、サル痘で「緊急事態」宣言 欧米などで感染拡大

2022年7月23日 23:51

欧米などで感染が拡大している「サル痘」について、WHO(=世界保健機関)は、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。

テドロス事務局長「私はサル痘の世界的感染拡大が『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』であると判断した」

WHOは23日、専門家による緊急委員会を開き、サル痘の感染拡大について協議した結果、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたると判断したと発表しました。

緊急事態と認定するかどうかは、専門家の間でも意見は一致しなかったものの、現在、感染例が75の国と地域の1万6000人に急拡大していることなどから、テドロス事務局長自身が判断したということです。

また、テドロス事務局長は「感染経路の解明は不十分だ」として、さらに科学的な研究が必要との認識を示しました。