体外受精行った病院の院長を刑事告発 タイ
タイで日本人男性が代理出産させたとされる多くの乳幼児が見つかった問題で、タイの保健省は14日、無免許で治療を行っていたとして、男性の依頼で体外受精を行っていた病院の院長を刑事告発した。
告発されたのは、日本人男性が代理出産を依頼していた病院の院長。体外受精を行う免許を持たない医師を働かせていた疑いが持たれている。
これまでの警察の捜査で、この病院は日本人男性の代理出産をめぐり、卵子の調達もしていた可能性が高いことがわかった。代理母の一人(37)はNNNの取材に対し、「卵子は日本人男性が欲しい子供にあわせて選んだ西洋人のもので、精子は日本人男性のもの」と話している。
代理出産をめぐる問題が相次いで明らかになったことを受け、軍事政権は13日、代理出産を規制する法案を示した。婚姻関係にある夫婦だけが体外受精の対象になることや、代理母は夫婦と血縁関係のある人に限定することなどが盛り込まれ、今後、立法議会で法制化を検討するという。