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露大統領、対話続ける考え 森元首相と会談

2014年9月11日 10:53

 ロシアを訪問している森元首相は日本時間11日未明、プーチン大統領と会談した。ウクライナ情勢をめぐって日露関係が冷え込む中、プーチン大統領は日本との対話を続けていく考えを示したという。

 ウクライナ危機後、日本の要人がプーチン大統領と会談するのは初めて。森元首相は会談終了後に取材に応じ、安倍首相の親書をプーチン大統領に手渡したことを明らかにした。プーチン大統領は「安倍首相によろしく伝えてほしい」と応じ、日本との対話を続ける意志を示したという。

 森元首相「彼(プーチン大統領)も日本との対話はこれからも続けていくし、続けていかなければならないと(述べた)」

 北方領土の問題や、秋に行うことで基本合意していたプーチン大統領の日本訪問は話題にならなかったということだが、複数の日露外交関係者によると、来年春頃の訪日を軸に再調整するという。