香港ではトップを選ぶ選挙を民主的に行うよう求めるデモが続いている。１０月１日は中国の建国記念日で祝賀行事が行われているが、会場周辺にもデモ隊が集まり、抗議の声を上げている。

　香港では１０月１日朝から中国の建国記念日を祝う「国旗掲揚式典」が行われていて、梁振英行政長官らが出席している。会場の周辺は警官隊によって封鎖されているが、数千人の人々が集まり、行政長官を選ぶ選挙を民主的に行うよう求め、シュプレヒコールを上げた。

　市民らは９月３０日夜も、猛烈な雷雨の中、複数の幹線道路で数万人の規模を保ったままデモを続けた。１０月１日から２日間は祝日のため、デモの参加者が増えることが予想され、さらなる混乱が懸念される。