×

逢沢氏と全人代副委員長“交流再開”で合意

2014年10月13日 21:00

 中国を訪れている逢沢一郎衆院議員運営委員長は、中国の国会に当たる全人代(=全国人民代表大会)の副委員長らと会談し、12年以来中断していた、日中の議会間交流を再開させることで合意した。

 逢沢衆院議院運営委員長は13日、全人代常務委員会の張平副委員長らと会談後、記者会見し、「日中双方とも議会間交流の必要性があるという認識で一致、双方が再開に向けて努力することを確認した」と明らかにした。日本側は、来年3月までの訪日を要請したが、中国側は「適切な時期に派遣する」として、具体的な日程は決まっていないという。

 日中の議会間交流は2005年に始まり、年1回ほどのペースで開かれていたが、日中関係の悪化から、12年1月に北京で開かれて以降、中断していた。

 逢沢衆院議院運営委員長は、この時期に中国側が訪中団を受け入れ、交流再開に合意したことについて、来月、北京で開かれるAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)での日中首脳会談開催が模索される中、「何か一つのメッセージかもしれない」と期待感を示した。