G20閉幕「経済成長引き上げが最優先」
主要20か国が参加しオーストラリアで開かれていたG20首脳会合は16日、「経済成長の引き上げがG20の最優先課題」とする首脳宣言を採択し、閉幕した。
採択された首脳宣言では、2018年までにG20全体の経済成長率を2%以上引き上げることを目指すことが盛り込まれた。
オーストラリア・アボット首相「我々は成長戦略に合意した。これを実行すれば今後5年間で世界経済を2.1%引き上げられる」
首脳宣言では、世界経済について「回復は鈍く、ばらつきがあり必要な雇用を生んでいない」と指摘し、成長の引き上げがG20の最優先課題と強調、このためインフラ投資や雇用の創出が必要だとしている。また、女性の労働参加を促進し、2025年までに1億人以上の女性を新たに労働力とすることでも合意した。