アジアインフラ投資銀 参加国42か国に
中国が主導し設立を目指す国際金融機関AIIB(=アジアインフラ投資銀行)に29日、オーストラリアなどが新たに参加の意向を表明し、参加国は少なくとも42か国となった。
アジアインフラ投資銀行をめぐっては、今月に入ってからイギリス、ドイツなどヨーロッパの先進国に続き、先週には韓国が参加を表明した。その後もロシア、ブラジル、オランダなどが追随し、「透明性について進展があった」などとして、29日までにオーストラリアとデンマークが新たに参加の意向を表明。参加国はこれまでに少なくとも42か国に拡大した。
中国は創設メンバーになる期限が今月末だとしていて、28日、習近平国家主席自らが経済フォーラムの公演で各国に積極的な参加を呼びかけていた。
一方、日本やアメリカは「透明性などを見極める必要がある」として依然、参加に慎重な姿勢。