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中国インド首脳会談“AIIB”で協力確認

2015年5月15日 2:31

 インドのモディ首相は14日、就任後初めて中国を訪問し、習近平国家主席の故郷である陝西省で首脳会談を行った。両首脳は、中国主導のAIIB(=アジアインフラ投資銀行)などで協力を強化していくことを確認した。

 中国の国営メディアによると、会談の冒頭で習主席は「私の故郷で外国の指導者を招待するのは初めてだ」と述べ、異例の対応でモディ首相を歓待していることを強調した。

 また習主席は、去年9月のインド訪問以降、「両国関係が安定かつ確実に発展している」と経済協力などが進んでいると評価。今後は、「高速鉄道や工業団地建設などを重点に協力を進める」と述べた。

 さらに習主席が、中国主導で年内の設立を目指すAIIBなどでの協力強化を呼びかけたのに対し、モディ首相も「AIIBで協力を緊密にしたい。AIIBが地域の経済発展に重要な役割を果たせると信じている」と応じたという。