LGBTQの若者「真剣に自殺考えたことある」45%~米調査
LGBTQの若者で真剣に自殺を考えたことがある人が半数近くにのぼることが、4日に発表されたアメリカの調査でわかりました。
LGBTQの自殺防止などに取り組む世界最大級のNPO「ザ・トレバー・プロジェクト」が13歳から24歳までのLGBTQを対象に去年行った調査によると「自殺を真剣に考えたことがある」と回答した人が半数近くの45%にのぼることがわかりました。
調査を始めた2018年は39%でしたが、4年連続で上昇しています。
その中でも「トランスジェンダー」や自分の性別を男性・女性という枠組みに当てはめない「ノンバイナリー」の若者では5人に1人が昨年に自殺未遂をしたということです。
調査にあたった専門家は、「自殺のリスクが増える原因は性的指向や性自認ではなく、社会で不当な扱いを受けたり差別や偏見の対象となっていることだ」と分析しています。