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対「イスラム国」…さらなる軍事的貢献を

2015年12月15日 10:57
対「イスラム国」…さらなる軍事的貢献を

 アメリカのオバマ大統領は14日、国防総省で国家安全保障会議を開いた後に声明を発表し、過激派組織「イスラム国」との戦いでの成果を強調する一方、作戦をより早く進める必要があるという認識を示した。

 「この夏以降、『イスラム国』はシリアやイラクでの主な地上での戦いで一度も勝利していない」-オバマ大統領は、「イスラム国」壊滅に向け、先月はこれまで最多の空爆を行い、幹部メンバーなどを殺害したことや、イラクでは「イスラム国」が制圧していた人口密集地のうち約4割を奪還したことなど、成果を強調した。

 その上で、「引き続き困難な戦いだ」として、作戦をより早く進展させる必要があるという認識を示した。そのためカーター国防長官を中東に派遣し、各国にさらなる軍事的な貢献を求めることも明らかにした。