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米国務長官 トルコに捜査の自制求める

2016年7月17日 13:44

 アメリカのケリー国務長官は16日、トルコの外相と電話で会談し、クーデターを企てた勢力に対して自制して捜査を行うよう求めた。

 トルコの政権側はクーデターの企てにはエルドアン大統領と対立するイスラム組織、「ギュレン運動」が関わっているとしており、エルドアン大統領は、現在、アメリカにいるギュレン師の身柄の引き渡しを求めている。これに対し、ケリー長官は、正当な証拠が提示されれば、トルコ側と協議する考えを示している。

 ケリー長官は16日、トルコのチャブシオール外相と電話で会談し、クーデターを企てた勢力に対して、司法手続きに沿い、自制して捜査を行うよう求めた。

 さらに、「クーデターの試みにアメリカが関与したとほのめかしたり主張したりするのはまったくの誤りだ」として、こうしたことはトルコとアメリカの関係に悪影響を与えると不快感を示した。