北朝鮮 金正恩総書記が住宅建設で演説
北朝鮮の金正恩総書記は、平壌で12日に行われた住宅建設の着工式で演説し、「工事日程を守ることに偏る考えを一掃すべき」などと直接、指示しました。
朝鮮中央テレビは金総書記が12日、平壌の和盛(ファソン)地区で行われた住宅建設の着工式に出席したと伝えました。北朝鮮は、2025年までに平壌に5万世帯の住宅を建設する計画をすでに明らかにしています。
サングラス姿で演説した金総書記は、「工事日程を守ることだけに偏る考えを一掃し、建設部門を将来を見通して発展させるための科学的な構想を実行することが重要」などと指摘しました。
一方で、1月に異例のペースで繰り返したミサイルの発射は2月に入ってからは実施しておらず、北京オリンピックを開催中の中国への配慮という見方もあります。
ただ、2月16日には金正日総書記の生誕80年、4月15日には金日成主席の生誕110年を控えていて、その動向が注目されます。