中国「台湾の責任」中国から台湾の観光客減
今年5月に台湾で独立色の強い政権が誕生し、中国から台湾を訪れる観光客が大幅に減少している問題で、中国側は14日、「台湾側に責任がある」との考えを強調した。
今年5月に発足した独立色の強い蔡英文政権について、中国側は「ひとつの中国」を認めていないとして、台湾との対話を中断している。関係が冷え込む中、先月には中国から台湾を訪れる観光客が前年同月比で半分以下に激減。12日には台湾で観光業者らによるデモも起きている。
こうした状況について、中国の台湾事務弁公室は、14日の会見で「(中国と台湾の)得難い平和発展の局面が損なわれ、影響が広がっている。最近の大陸(中国)からの観光客減少もその表れのひとつだ」と述べた。
また、中国側は、台湾側が「ひとつの中国」を認めなければ問題は解決しないとの立場を強調した。