遺体を“冷凍保存”容認判決 イギリス
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イギリスで将来、生き返ることを目的に遺体を冷凍保存することを希望した少女が親の同意が得られないため訴えを起こし、裁判所が少女の訴えを認める判決を下していたことがわかった。
訴えを起こしたのはガンを患っていた14歳のイギリス人の少女。少女は、将来、医学が進歩し、治療ができるようになった段階で、生き返ることを目的に、遺体の冷凍保存を希望したが、父親が反対したため、訴えを起こしていた。
裁判所は、先月、母親が同意していることから、少女の訴えを認める判決を下した。こうした裁判は世界で初めてとみられる。判決後、少女は死亡し、現在、遺体はアメリカの施設で冷凍保存されている。
冷凍保存できる施設はアメリカとロシアにあるが、これまで蘇生に成功した例はないという。