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パキスタン北西部、裁判所で自爆テロか

2016年9月2日 19:58

 パキスタン北西部の町で2日、裁判所で自爆テロとみられる爆発があり、弁護士や警察官など少なくとも10人が死亡、数十人がケガをした。

 爆発があったのは、ペシャワル近郊のマルダンの裁判所。現地警察などによると2日、1人の男が裁判所に向かって手投げ弾を投げつけ、その後、裁判所内に侵入しようとした。しかし、警察官に止められ、男はその場で持っていた爆弾を起爆したという。

 一連の爆発で、弁護士や警察官など少なくとも10人が死亡したほか、数十人がケガをしていて、警察は自爆テロとみている。

 これまでに犯行声明は出ていないが、この事件の前に、ペシャワル近くの別の町ではキリスト教徒を狙った襲撃事件があったほか、南西部の都市では先月、多くの弁護士が犠牲となるテロが起きていた。