EU首脳らがトランプ大統領の政策に懸念
EU(=ヨーロッパ連合)は3日、地中海のマルタで非公式の首脳会議を開いた。会議では各国からアメリカのトランプ大統領の政策への懸念が相次いだ。
EU・モゲリーニ外相「壁や入国停止令を信じない」
会議では各国の首脳から、トランプ大統領が出したイラクなど7か国からの入国を停止する大統領令などに対する懸念が相次いだ。また、EUを軽視するトランプ大統領の発言についてもフランスのオランド大統領が「受け入れられない圧力だ」と批判した。
マルタ(議長国)・ムスカット首相「28の全加盟国がアメリカの新政権の政策を懸念している」
一部の加盟国からはトランプ大統領との関係を重視するイギリスのメイ首相を批判する声も上がっていて、全体としてトランプ政権に対する警戒感が色濃くにじむものとなった。