北朝鮮政策を担当する日米韓の政府高官が２７日、アメリカ・ワシントンで協議を行い、連携して北朝鮮への圧力を強めることで一致するとともに、北朝鮮の金正男氏殺害についても話し合った。

　北朝鮮の核問題などを話し合う６カ国協議の日米韓３カ国の首席代表は、北朝鮮に対して国際社会が強い圧力をかけることが必要だとして３カ国が連携して対応することで一致した。

　協議はトランプ政権になってから初めて行われたが、外務省の金杉アジア大洋州局長は、前の政権に比べアメリカの北朝鮮への方針は厳しくなっていると述べた。

　金杉憲治アジア大洋州局長「すべての政策オプションはテーブルの上に乗っているというのが、トランプ大統領の下での方針で、北朝鮮に対する抑止力は高まっているだろう」

　また協議では金正男氏が殺害された事件が北朝鮮と中国の関係にどのような影響を与えるかについても話し合ったという。