当せん金額は約８３０億円。アメリカで２３日、高額の賞金が当たる宝くじの抽せんが行われ、１人が手にする金額としては史上最高の大当たりが出た。

　大金を手にしたのはアメリカ東部マサチューセッツ州に住むメイビス・ワンジックさん。コンビニエンスストアで購入し、勤務先の病院から帰宅中に当せんが分かったという。

　ワンジックさん「（同僚に）君が当せんした。今すぐチケットにサインしろって言われたわ。（勤務先には）電話して、もう行きませんって言ったわ」

　当せん金額は、宝くじ史上２番目に高額の７億５８７０万ドル、日本円にして約８３０億円だった。

　アメリカでは去年１月、日本円で約１８６０億円の当たりが出たが、当せん者３人で均等に分けられたため、１人が手にする金額としては、史上最高。

　くじは選んだ６つの数字すべてがそろうと当せんする仕組みで、確率は２億９２００万分の１とされている。賞金の繰り越しが続いていたため、全米各地の宝くじ売り場に行列ができていた。