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米国防長官「多くの選択肢」軍事行動も示唆

2017年9月4日 11:48

 北朝鮮の核実験強行を受け、アメリカのトランプ政権はこれまでより強い反応を示している。マティス国防長官は「北朝鮮の全滅は望んでいないが多くの選択肢がある」として軍事的な行動の可能性をちらつかせた。

 トランプ大統領は3日、対応を記者に問われた際、次のように述べた。

(Q.北朝鮮を攻撃しますか?)
 トランプ大統領「そのうちわかるだろう」

 この後、トランプ大統領は、国家安全保障会議を開催。軍事的な選択肢について1つずつマティス国防長官らに説明を求めたという。

 マティス国防長官「アメリカと同盟国へのいかなる脅威に対しても大規模な軍事力で対抗する」

 また、マティス長官は「北朝鮮の全滅は望んでいないが多くの軍事的選択肢がある」とも述べ、「全滅」という今までにない強い言葉を使って北朝鮮に核・ミサイル開発をやめるよう迫った。

 経済面でも圧力強化を打ち出している。トランプ大統領はツイッターで「北朝鮮とビジネスを行うあらゆる国との貿易停止を検討している」と明らかにした。北朝鮮と経済的な結びつきが強い中国を念頭に置いた発言とみられ、北朝鮮への影響力行使を促す狙いがあるとみられる。

 一方、この問題を受け国連の安全保障理事会は日本時間4日夜、緊急会合を開く予定。安保理での北朝鮮へのさらなる制裁措置を巡っては中国などが慎重な姿勢だが、アメリカなどは働きかけを強める考え。

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